将来的構造

個人の健康・体力の保持増進のためだけでなく、パドリングスポーツ文化としての活動を通じた豊かな人間関係の確立によって、人間の原点を皆が改めて考えることができる環境をつくることを目的としています。

1:国内レースの企画・開催によるパドリングスポーツの国内普及活動
2:マスターズチームの育成による生涯スポーツ推進活動
3:海外レース参戦を通じ、諸外国との文化交流活動
4:パドリングスポーツを通じた環境保護推進活動
5:女性のスポーツ推進活動
6:ジュニアチームの育成による青少年教育活動



アウトリガーカヌークラブジャパン
〜ウォーターマン精神を日本へ〜
"友"としての自然

日本人の自然観が形成された背景には、山や川、花などの自然要素は我々人間の周りにただ単に美を表現するための個別な存在ではなく、自然の全てが我々と同じように命があり感情を持ち合わせているという、すなわち自然と人間は同伴者関係(同レベル)であるという宇宙視野での感覚が人類の共通概念として存在していたのです。
やがて、インドで発祥した仏教が中国・朝鮮を経て古代日本に伝わり、万葉の時代が幕を開けました。仏教の伝達と共に大陸の文化の影響を大きく受けたことにより、人々は自然を題材にたくさんの詞を読みながら日本独自の自然観を創っていきました。
海を渡り、大陸から伝わった新しい文化の影響を受けた我々日本の文化。今私達はあまりにも豊かになった世の中で大切な心のあり方を忘れてしまっているように思います。物質社会が飽和状態になり人と人、国と国が争うことがあたりまえの現代社会。だからこそ今、日本人の自然観を辿り「生活に一番大切なものは何か。」という人間の原点を再び考え直す事が必要なのです。
海洋民族・日本文化の基、豊かな人間関係を確立してほしいと思います。
そして、水と直接触れ合う事ができるパドリングスポーツを通じ、個人の健康・体力の保持増進のためだけでなく、自然の醍醐味を感じることで我々が失いかけている大切な自然観を感じて下さい。
我々アウトリガーカヌークラブが追い求める理想の姿は、「人間と自然が一体化することで始めて自然と触れ合う事ができる」という願い。まさに「"友"としての自然」であるのです。
アウトリガーカヌークラブジャパン キャプテン 荒木汰久治
アウトリガーカヌークラブ設立

現代日本においてのライフスタイルはどんどん変化し、生涯を通じてスポーツを享受し、健康・体力の願望を維持することは困難になっていっています。現在、科学技術が驚くべき速さで進み、私たちのコミュニケーションの在り方も大きく変わってきました。携帯電話、インターネットによって、私たちの生活は豊かに便利になりました。ですが、その一方でこころの在り方はおいてきぼりにされてきたのではないでしょうか? いろいろな歪みが、今後の社会を創っていく子供達に起こっています。いじめ、不登校、暴力。便利になりすぎた世の中で私達日本人は、大事な心の在り方をおいてきぼりにしてきてしまってはいないでしょうか。個人の健康・体力の保持増進のためだけでなく、スポーツ文化としての活動を通じた豊かな人間関係の確立によって、人間の原点を皆が改めて考えることができる環境をつくることが必用なのです。
アウトリガーカヌーとウォーターマン文化

ハワイを中心とした環太平洋諸国では一際重みのある"ウォーターマン"という呼び名が存在します。ライフガードであり屈指のビッグウェイバーでもあったエディ・アイカウは'76年、セイリングカヌー"ホクレア号"の練習航海中にマストが折れる事故に遭遇。暴風の中死を待つしかない絶望の状況下で、エディはボート片手にオアフ島を目指して泳いで救助を求めに行ったのです。何時間も漂流したホクレア号は、幸い通りかかった船に助けられ乗組員は一命をとりとめました。しかしエディは行方不明に。その一週間後サメの歯形がクッキリ残ったエディのボードが見つかったのです。海に立ち向かう勇気、それも常人からすれば桁外れに大きい勇気がない者は、ウォーターマンとは呼ばれません。しかしその勇気とは、命を軽んじる無謀さとは違うのです。海の怖さを知っているからこそ、海のことなら何でもやってしまう超人。それでいて人々の身近に存在し、海の素晴らしさを陰に陽に伝える伝道師。これがウォーターマンの理想像であるのです。
環太平洋に浮かぶポリネシアン諸島では、現在でも手作りのカヌーに乗って魚をとり生活のほとんどを海と共にしています。現在のような通信機器もないその昔、自らの体力を信じ、空に見える太陽と月、そして星の位置を頼りにハワイ諸島にたどり着いたポリネシアン人は、このアウトリガーカヌーを太古から未来へ繋ぐ"聖なる船"として、海に生きるハワイアンの精神や文化を子供達へ伝えているのです。文明が開花した現在もアウトリガーカヌーはスポーツとして確立され、そのレースにウォーターマン達は誇りと自らの可能性をかけて挑んでいます。
クラブ体系

サーファー、又パドラーとしてハワイのアウトリガーカヌー界で最も知名度が高く、その歴史と精神を後世に伝えているハワイ在住の日本人Jake水野氏と、世界レベルのウォーターマンを目指し、世界で最も過酷といわれる"モロカイレース"(モロカイオアフ間32mileパドリングレース)等で戦うオーシャンアスリート、荒木汰久治を中心に、本物のウォーターマン精神を伝えることができるクラブをつくっていきます。